p.34 股関節がずれて歪むと、大腿骨が斜めになって中央に寄ります。
そして、骨盤が前傾し、背骨を支える仙腸関節により多くの
負担がかかって、股関節も横に広がります。
すると大腿骨がより斜めになり、それ以上歪ませまいと、
サポート筋肉が発達して、太腿が太くなってしまのです。
とくに女性の場合、男性と違い、骨盤は出産のために歪みやすく
できていますから、腰回りやお腹に
余分なセルライトが蓄積されたサポート筋肉ができやすくなる
なぁるほど。セルライトは最近よく聞く言葉ですが、
ただの脂肪の塊(肥満状態)ではなく、
p.35 起因肉のなかの血管のそばに蓄積されやすい。
(中略)歪みを固定するためにサポート筋肉が発達すると、
恐ろしいことに、なかに潜んでいるセルライトも肥大化
健康な筋肉は、縦、横、斜めに伸縮する丈夫な筋肉
サポート筋肉は伸縮性のない平面上に硬くこわばった筋肉で
骨と骨をつなぐ関節の動きを阻害する
なぁるほど。「美脚のしくみ」って解剖学的裏打ちがあるんですね。
昔、萩原葉子という作家のダンス遍歴のエッセイを読んだとき、
丸ぽちゃで<いかにも冴えない体型>だった彼女が
ダンスに熱中するほどに体形が変わり、アパートの隣人から
「足まで整形されたんですか」と聞かれた
と、書いてあったので、
ふぅ~ん、痩せるとくびれが出来るのは分かるけど、足の形まで?
と、不思議に思ったことを思い出します。
今は、色々なダンスやヨガの先生から習い、もちろん自力整体でも
徹底的に足をほぐすので、足の重要性は分かっています。でも、
サポート筋肉という言葉は知らなかったので、色々合点がいきました。