p. 32 人体は200個以上の骨で成り立っています。その体中の
骨と骨をつなぐ役目の関節がつまったり歪んだりすると、
そのまわり歪み防止のための硬い筋肉が発達してきます。
それを私(著者)は「サポート筋肉」と呼んでいます。
歪みを防ぐために硬くなる必要があるのですが、
これが発達することによって反対に関節の可動域が狭まり、
関節の動きが阻害されてしまうのです。
よく、やせるためには筋肉をつけたほうがいい、と思う人も
多いと思いますが、美脚のためには、このサポート筋肉は
なるべくつけてはいけない筋肉といえるでしょう。
つまり、例えば私の場合、
バレエのビデオを見ながら、「思い込みで、間違った姿勢」のまま
プリエやピルエットに挑戦していたので、太腿が張り出してしまったし、
回転自体、できない状態です。
色々なフィットネスクラブで自力整体の指導をしてきましたが、
<生徒さんは身体が痛くて、激しい運動ができない>方が多く、
それらの原因も、自己流または思い込みの姿勢で、
身体が歪んでいる状態のまま、普段の生活・または運動を
続けてこられたからなのかなぁと思います。
「美脚になるためには、サポート筋肉をつけないようにしましょう」
などと言われると、「俺、美脚なんて全然興味ないよ。」
「痛みなく、動きたいだけなんだ!」というのが殆どの男性です。
でも、でも、、、
各自、骨格を左右均等に、前後も力みなく使えて初めて、
筋肉の凝りや坐骨神経痛の痛みなどから逃れられるのです。
少なくとも、女性は若い頃から「美脚への憧れ」「くびれ」に憧れ、
ある程度は勉強し、努力もしてきているので、指導成果が上がり易く、
一度コツを覚えると、家でもやってくださるので、変化も顕著です。