著者は「投資の三原則」になぞらえて
「長期、積立、分散」と説いています。
p.65 物事というのは、すべからく、最初は決意も新たに
行うため、気合ものっている。
だが、少しでも興が削がれると、
途端にやる気を失ってしまうのだ。
(中略)(その理由は)意志の弱さとかではない。
人間とは、そういう生き物なのだ。
意を決して野菜を食べようと思ったにも関わらず、
すぐにやめてしまうのは、
野菜の栄養素が実感に変わるまでのタイムラグにある。
p.66 例えば、野菜を食べようと決意した日は、
野菜を食べるという自身の行動だけで満足できるだろう。
そして二日目は、初日の満足を引きずって達成できる。
しかし、同じことは三日もやれば高揚感はなくなる
そして4日目以降は義務感だけで食べ続け、しまいには
楽しくないからやめてしまう。と、このような流れで
野菜から離れてしまう人が本当に多いのだ。
(中略)これはあまりにももったいない。
野菜というのは、食べ続けるほどに体に良い影響を
与えるものだ。しかし、野菜の影響というのは、
足し算のような形で現れるわけではない。
例えるなら累乗だ!
(中略)野菜投資の効果は2×2×2・・・・・と言う具合いに
効果が現れるものなのだ。野菜を食べることによる
体調の変化をイメージしてみよう。
人間の体は37兆個と言われる数の細胞で構成されている
仮に一日野菜を食べることで2つの細胞に良い変化を
及ぼすとしよう。そして3日間野菜を食べたとすると
「2×2×2=8」
37兆個のうち8個の細胞しか変化しない。
これでは実感など得られるわけがない
しかし、42日も続ければ、2の42乗は約4兆3980億。
じつに、体の1/9が美しく変化するというわけだ。
(中略)しばらく野菜を食べ続けると、あるとき
「あれ? なんか体調良くなってる?」と感じる日が
来るだろう。すると、次の日には
「やっぱり確実に良くなってる!」と感じ、
そしてとの次の日には「いや、もはや若返っている!」と、
変化を感じた日から、メキメキと確信を伴った違いを
感じるようになる。
長くなりましたが、殆ど本文の丸写しです。
何事も、変化とその歓びを感じるまで続けることこそが
成就への近道です。その極意が、的確に表現されています。
66ページ以降に「なぜ42日」なのか等の理由もあります。
是非、読んでみて実感してください。