もう少し著者の主張を「まとめ」から抜き書きしていきます。
第二章 骨を強くする食 弱くする食
P.88 ①分子栄養学とは:細胞レベルで体に必要な栄養環境を整えていく
②カルシウムが細胞内に入ることで、
生命活動を行う上で重要な酵素反応がスイッチオンになる。
反対に、マグネシウムがカルシウムを細胞外へ出すと、スイッチがオフとなる。
カルシウムとマグネシウムの摂取バランスは、1:1がもっとも理想的。
③カルシウムは「量」より「居場所」が問題。
カルシウムが本来あるべきでないところに蓄積すると、骨粗鬆症をはじめ、
けいれん、アレルギー、心筋梗塞など、心と体にさまざま不調を引き起こす。
④牛乳や乳製品にはカルシウムが多く含まれエいるが、
マグネシウムが極端に少ない。これらばかり摂取していると、
マグネシウムとのバランスが崩れる。
⑤動物性タンパク質の過剰摂取により血液が酸性に傾くと、
それを中和するために骨からカルシウムが溶け出す。
これも骨粗鬆症の一因となる。
以上のことから、著者のお薦めは、
①牛乳・乳製品、白米・精白小麦食品、清涼飲料・加工食品、
カフェイン・アルコール、薬類はマグネシウムにとって大敵なので避ける。
②マグネシウムをたくさん含んでいる食材は、
豆類や青菜類、玄米など未精白の穀物、昆布やワカメなどの海藻類
現代人にとっては、「耳にタコができるほど喧伝されている。
だけど、実行は難しい」食生活のようです。
でも、私は、実行しています・・・原則的に、普段の日(ハレじゃなく、ケの日)は。
小豆入り玄米を炊き、昆布だしを基本にした味噌汁を作っていれば、簡単です。
「ハレ」の日は大いに<食やコミュニケーション>を楽しみ、
「ケ」の日は、フツーの基本食を楽しみ、どちらにも感謝することにしています。
ただし、体重が急に増えたり、体調が今いちのときは、
食べる量自体をかなり減らし、②の食品のみにします。
ま、そういうときは殆ど無い!のですが……