筋ツイスト  福冨 章・著  2018/4

アフデラ湖畔の塩田で

著者は昭和36年生まれの鍼灸師・あん摩マッサージ・指圧師・柔道整復師

この数年、よく耳にするようになった言葉で「筋膜ほぐし」があります。
が、「筋ツイスト」は初めて聞く言葉です。
その方法はセルフ整体で、

P.4  自分で 筋肉をねじる → パッと手を放す → 反動で筋肉が元にもどる

昔、私が勉強した基本的セルフ整体は、
橋本 敬三氏の操体法で、自力整体の矢上先生も、勉強されています。
その基本的な動きは

痛くない方向に動かし、ちょっと固定してもらって(他人に)、パッと放す。
 → 反動で (もつれていた筋肉その他が元に戻り)痛みが軽減する

根っこは同じなのでしょうね~と思いつつ、読み進むと、
目新しい記述を発見。一般的見解と少し違うのでメモしておきます。
この考え方が普遍的なものなのか、ごく一部の人にしか当てはまらないものか?
答えが出るまでに時間がかかると思われます。

でも、私は興味があるので、メモしておきます。
P.86 横座りや足組みは無意識で行う筋ツイスト

   脚を横に投げ出す横座りや足組み、いつも同じ側にカバンをかける
   といった癖は、体を歪ませると言われています。

   しかし実は、これら左右非対称な動作は、体を歪ませるどころか
   体を整えてメンテナンスしてくれる働きを持っています。

以下、その理由などがあり、結論として、

P.87 やりにくい側で横座りや足組みをする必要はない

私は若い頃から卓球やテニスをしていたので、骨盤が左に外旋し、重心も左です。
ショルダーバッグは常に右肩から下げ、左下でモノを出し入れしていました。
昨年、右肩の痛みの原因を整体の先生に診ていただいたところ、
使い過ぎの「凝り」だから、「ショルダーバッグも少し、反対側にかけてみたら?」
とのことでした。

ま、色々な説を勉強し、自分で試していこうと思います。

P.106 整体ではよく、「左右対称に整えなさい」と言われますが、
   人の体には利き手・利き足があり、
   筋肉や骨格のバランスは左右対称でないのが普通です。

   ですから、体を整えようとするなら、
   左右対称になるのを目的とするのではなく、
   前後・左右の重心を真ん中に近づけることを目的としましょう。


   重心を近づけるには、筋ツイストが最適です。

最後の青字にしたところは、バレエでも良く言われることで、納得です。
バレエでは、その目的のために「坐骨を寄せて!」などと表現されます。

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