機能運動性医学とは、人間がいかに強く、すばやく、安全に
動けるようにするかを念頭に、治療法が考えられているそうです。
p.57 安全に動くとは、解剖学的的な見地からカラダが壊れにくい
動きのことを指します。
p.58 呼吸は壊れない動きの第一歩目です。(中略)
見えない筋肉を使っておこなう最初の動きなのです。
つまり、ここからやっと本著のタイトル「呼吸法」が始まります。
p.58にチェック項目があって、「階段を上る、足腰に痛みを感じる、
手を使わずに床から立てない」などがひとつでも当てはまったら
機能運動性が低下しているそうです。
これは「寝たきり」への入り口なので、それを阻止するための
第一歩として「横隔膜」を使う呼吸法を学ぶそうな。
p.65 (著者の)クリニックではまず①呼吸から始めます。
次に解剖学的に理にかなった②姿勢、カラダの動かし方を練習してもらいます。
それができてから③体幹トレーニング、
④ストレングストレーニングと、
ピラミッド型で昇っていくように治療を進めていきます。
これが機能運動性を高めていく一連の流れです。
(p.66にピラミッドの図解があります)