昨夜は代々木での講演会に参加しました。
以下、私が20年近く所属している女性のみのネットワーク主催者からのお誘いです。
今回は、東大生による「世界一受けたい授業」100人アンケートで
人気No.1の東京大学大学院教授・瀬知山角氏に、
「男性学のいま〜男もつらいよ」をテーマにご講演いただきます。
瀬知山先生は、世間のさまざまな現象を「ジェンダー論」の観点からとらえ、
問題提起する社会学者として知られています。ジェンダー論というと女性問題と
捉えられがちですが、実は男性問題でもあります。
ジェンダーバイヤスの現状と解決への展望を分かりやすく、
説き明かしていただきます。
先生は「男女の平等(ジェンダーの平等)」、「性別からの自由
(自分らしく生きる)」をご自身で実現するために、10年間2人の子どもの
保育園の送迎を一手に担い、現在もほぼ毎日の夕食づくりをご担当とのこと。
そのお話には、ワークライフバランスを男性側から捉えるとこんな視点も
あるのか・・・という発見もあると思います。
◆講師プロフィール
1963年生まれ 奈良県出身
1986年3月 東京大学教養学部卒
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了・学術博士
北海道大学文学部助手を経て、1994年東京大学助教授
2009年より現職
主な著書に「お笑いジェンダー論」「東アジアの家父長制」(共に勁草書房)
共著として「理系男子の”恋愛”トリセツ」(2015年、高世えり子氏と共著、晶文社)など
KoMariaの感想:TVコマーシャル(インスタントラーメンや洗剤などの日用品)が
いかにジェンダー論に関与しているかを、映像を効果的に使って説かれ、
売る側の巧妙さが良く分かりました。
瀬地山教授は、対抗策としての不買運動を実行されているとのこと。
マスコミと政治家の癒着、金の流れを考えると
不買運動の効果やいかに??と悲しさを覚えますが、
権威のある方が、こういう発言をされることは嬉しいです。
しかも、私の息子達が通った「東大駒場保育園」の同士と分かって親近感倍増。
私もそうですが、「乳幼児の自然な発達を保証する保育」というのは、
大人の自覚を促し、成長させるものだと学ばされる場所なのでした。