昨日、ブログを書いていて、沸々と浮かんできたのが、
四十年位前に読んだ、桜沢如一氏の著書「永遠の少年」です。
著者はマクロビオティック理論(完全菜食主義)の創始者で、
現在も世界中に信奉者が居るほどの有名人です。
ほんの132ページの、薄っぺらい本で、しかも対象読者は少年少女。
P.7 この本は、働く少年少女のために、
10歳のときから働かねばならなかった私(著者)の、
60年の体験の結晶「自由と幸福になる秘密」を書いたもの。
数十年前、この本を購入した理由は、
職場近くにあった<自然食品店・オーサワJapan>の書棚に
並んでいたから。
第一子妊娠時、18kgも太ってしまい、産んでからも10kg増。
当時、流行っていたマクロビオティクスで痩せられるかなぁ?と、
軽い気持ちでお店に入ったわけです。で、菜食にはならず、
痩せもせず、東北沢のそのお店に行ったのも、それが最後でした。
でも、この本の内容だけは、ずし~~んと響いて、今に至ります。
昨日、どのページだったかなぁ?とパラパラめくっても、
肝心のページを探せなかったのですが、言葉は鮮明に覚えています。
私達は自由になるために生きている!
その頃は産後太りの肥満体で、私は「着るモノに不自由」。
さらにペーペーの公務員夫婦(夫は夜学生)は「お金も不自由」。
職場に外国人が居ても、片言の英語では、「言葉が不自由」。
一番悩ましかったのは、「圧倒的に足りない、時間の不自由」。
著者は、
健康なら、薬や体調の心配をせず、自由に世界を飛び回れる。
色々な体験(苦労)をすれば、それが糧になり、お金に不自由しない。
など、ベンジャミン・フランクリンの生涯を紹介しながら、
自身の苦難の人生が、どれほど「成功の元になって、有難かったか」を
説いています。
わたしは、なるほど!と思い、
①標準体型なら、安い洋服を着こなせるんだから、節制しよう!
②勤めながらでも、英語のラジオ番組だけは聴き続けよう!
③仕事と育児で時間がないんだから、昼休みを活用しよう!
④習い事にかけるお金がないんだから、職場で交換教授をしよう!
などの決心をし、お陰様で結構自由な人間になったのでした。