以下、私の母が<慢性硬膜内血腫・除去手術>を受けたときの
原因と経過を記します。
高齢者には良く起きることだそうですので、ご参考まで。
私の母(87歳、マンションで一人暮らし)は一月末、
突然物忘れがひどくなり、何も手につかない様子で、
日常生活(思考活動や排泄始末)が困難に陥りました。
原因は、11月末に転んで頭を打ったせいです。
その時、私が一緒だったので、救急病院に付き添って行き、
Dr.からは「今日のところは、異常なしです」と言われました。
頭の打撲は、1~2ヶ月後に影響が出る可能性があるそうで、
12月中旬に、かかりつけのお医者様(物忘れ外来)から
「1月25日に再検査しましょう。」といわれました。
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25日、予定通りCT検査をした結果、
<硬膜の内側に血糊が溜まって、脳を圧迫している>とのこと。
対処法は二つ。
1.漢方薬で溜まった血液を溶かして吸収させてしまう。
2.簡単な手術で血腫を吸出し、生理食塩水で患部を洗う。
とりあえず、「1週間ほど薬を飲んで、再検査をしてから
手術が必要かどうか考えましょう。」となりました。
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この日、自分の部屋に帰宅してから、ますます混乱が進み、
肝心の漢方薬が一人では飲めないことが分りました。
分り易い場所に貼っておいた薬カレンダーは、目には入っても
そこから当該食事の分の薬を取り出すのも、封を切るのも
何も分らず、出来なくなってしまったのです。
急遽駆けつけて、薬を飲ませ・・・・・それで済むかと思いきや
「もう何がなんだか分らない」と呟き続け、
トイレも一人で行けなくなってしまったのです。
結局その晩は、我が家へ連れ帰って面倒をみたり、
母の部屋で寝てみたり、色々しました。
が、夜中に何度もトイレ起き上がり、2回は着替えも必要で、
アッと言う間に私はグロッキー。