世の中は<男と女>、その中間も含めてDiversity多様性の時代です。
次作ミュージカルのテーマは未だ決めていませんが、多様性は外せません。
で、色々な王子様も見てみることにしました。
私の胸にすぐに浮かんでくるのは
魔笛に登場する知的なイケメン王子・タミーノ、シェークスピアのハムレット、
シンデレラの相手役(?)、白鳥の湖のジークフリート王子、星の王子、
美女と野獣のBeastも
「森の奥にある城に住む、若く美しいがとても我儘で傲慢な王子」
ジャングル大帝レオも一応王子様?、昔々、童話でみた「幸福の王子」。
乙姫の心情を無視して仕返しされた能天気浦島太郎は王子様じゃないか・・・・・
もちろん「白雪姫」にも「眠れる森の美女」にも必ず王子様は登場しますが、
名前も定かでない(?)、性格付けもない、ただの「金持ち・イケメン」
つまり、昔から人気のあるおとぎ話の主人公たちは、
昔は<美男・美女>が当たり前で、一目ぼれ(ルックスのみ?)でゴールイン。
のように、私には見えます。
美女と野獣のBeastだけは、魔女の力で醜い姿に変えられてしまっていますが、
本来は傲慢なイケメンだったそうです。
人間も動物ですから、「若くて美しく、力持ち(=生殖能力が高い?)」男を
求めるのは当たり前らしいです。動物の世界はもっとシビアで、
一番強い牡だけが女性を独り占めする場合が多いわけです。
人間の場合は、生殖だけでなく、モノの考え方や共棲する心地よさが重要なので、
動物の本能は忘れてイイはずなのに、おとぎ話の世界には厳然として残っています。
ま、3高(高学歴、高収入、高身長)という言葉はまだ残っていますし、
この3項目は多くの場合、子どもに引き継がれるようなので、未だ必須なのかも?
こう考えてくると、王子様について考えるのは、
ミュージカルの世界には馴染まないのかもしれません。