テロメアとは?
p.32 人の老化を示すものとしてよく用いられるもの。
人間のDNAの末端に存在し、細胞分裂のときに
エラーが起こったり、DNAの損傷を防ぐ働きを持った
キャップのようなもの。
テロメアの長さは出生時が最大で、
そこからストレス、炎症、細胞分裂によって
徐々に減少していきます。
つまり、テロメアの長さを見れば、その人の健康状態や
糖尿病・高血圧・アルツハイマー病・死亡率を推測できるそうな。
つまり、
実年齢が同じでも、テロメアが長い人の方が、
体はより健康的で若い、と言える。
そして、このテロメアを残す方法というのが、研究されており、
p.33 果物と野菜の摂取量が1日当たり100g増えるごとに
テロメアが27.9塩基対も長くなる
(=体の老化を1.9年遅らせることに相当する)
もっとも野菜を摂取している人と、もっとも野菜を摂取
していない人を比較したとき、
細胞の老化度合いは4.4年も違っていた(という研究結果も)
ここで再度テロメアの説明を:
p.32 基本的にテロメアは加齢1歳ごとに、
14.9塩基対ほど短くなる
DNAは4種類のアミノ酸がズラッと並んでいますが、
この一つ一つのアミノ酸を塩基と呼びます。
つまり、1年を追うごとに14.9個のアミノ酸が失われているということ
ちょっと難しい話でしたが、話の科学的尺度として
テロメアという言葉は押さえておきたいと思いました。