題名に惹かれて読みました。
我が夫も私も「こんなはずじゃなかった」と思っているからです。
ま、誰もが多かれ少なかれ、そうなのでしょうが。
巻末の早川医師の略歴を見ると、
2003年 自宅に「わらじ医者よろず診療所」を開設。
2014年 多発性で人生初入院。
その後「畳の上の養生」を開始。
2018年 「畳の上で往生」。享年94歳。
「自分の身体は自分で守る」「自主、自営、自立」を
スローガンに、京都西陣で住民、堀川病院職員や
多くの同志とともに地域医療を展開。その運動を
「人間総合学」に集約しようとする途中で、
悔しがりながら息を引き取る。
まさに私が研究しようとしていた内容を実践した方で、
それが「ままならなかった」(=思惑通りに行かなかった)・・・・・
理由は、多分、長生きし過ぎた?
故に、せん妄(幻想や幻覚)が頻繁に起きるようになった。
それでも、心意気はご立派で、
p.101 諦めないからこそ、受容する。すると、
やるべきことがたくさん見えてくる。
僕にも、まだまだやらなあかんことがある。
次世代に伝えたいこともいっぱいある。
死んでる暇はないんや。