以下は昨日ご紹介した、最後の段落にある言葉です。
努力という言葉は人を縛り、無料、あるいは
安価な労働力として使いたい人が用いるブラックなレトリックなのです。
著者は第二次大戦で、我が国がいかに無謀な戦いに突き進んだのか、
何故、それが可能だったのか?を分析しています。
P.66~67 東條首相のポスターのような非論理的なスローガンで、
多くの人を鼓舞し、国民に不可能な努力を呼び掛けたわけです。
こうした無謀な努力を賛美する精神性が、
日本の敗戦の原因となりました。
こういったことの反省が、最近になってようやくメディアに登場していますが、
もっともっと広範囲に<小中学校などでも!>取り上げられるべきでは?と
思います。