P.94 セロトニン・トランスポーター
(=神経細胞がいったん放出した「幸せホルモン」などとも呼ばれる
セロトニンを、再取り込みするポンプのような役割をするタンパク質。
(セロトニントランスポータが多いと、どんどんリサイクルができるので、
セロトニンを脳で効果的に使いまわすことができる)
日本人はこれが少ないタイプが圧倒的に多く、7割くらい。
欧米人を対象にした調査だとこれが少ないタイプは2割以下しかいない。
一方セロトニンーTが多い人の割合は、日本人は2%ぐらいしかいないのに、
欧米人は30%ぐらいいます。
P.99 セローTが多いタイプがたくさんいる国の人たちの行動ーーー
共感能力が欠如しているわけでもなく、とても陽気で楽しい人たち。
だけれども、「自分の考え方が間違っているかも」というフィードバックは
あまりしないようです。セロトニンがたくさん使えるので、さして不安に
なることはないし、ノルアドレナリンの量が少ないために、
緊張してあがることもあまりない。
将来的なリスクについてもやや過小評価気味に行動します。
そして失敗してもあまりへこたれません一言で言えば楽天的な人たちです。
本人はそれでイイでしょうが、周りにもし心配性な人がいたら、
その人はちょっと大変ですね。
ふむ。私は正に、その稀少価値(?)な日本人だと思います。
特に、
<将来的なリスクについてもやや過小評価気味に行動します。>
ちょっとでも<良さそう! 楽しそう!>なら
殆ど何も考えず、やってみて、問題点に気付いたら、少し反省…………
周りの、心配性な方々、ゴメンナサイね。