健康法としての 気のトレーニング その2 導引術

写真は亡き夫が天国から届けてくれる(?)ラッパ水仙。
球根は植えた本人が居なくなっても律儀に咲いてくれます。

気の導引術
   導引は、五千年前の中国に生まれ、歴史の中ではぐくまれてきた
   気の健康法です。 古代の人々は動物の動作や生態を研究し、
   その真似をすることで、動物から身を守ることを学びました。

   また人間の動きの不自然さに気づき、野生動物の動きを
   真似ることが人間の健康にもどれほど役立つものであるか、
   長い年月を積み重ねながら研究してきたのです。
   そして生まれたのが導引です。 

   最初は狩りをするときの踊りだったともいわれています。
   最も古く残っている導引の図は、中国湖南省馬王堆に
   発見された紀元前168年の「導引図」です。 

   1972~1974年に発見され発掘調査が行われ、紀元前2世紀には、
   すでに中国で健康を保つために体操のようなことが行われていた
   という事実は世界中でセンセーショナルに報道されました。 
   紀元前2世紀とは、日本では弥生時代にあたるくらい昔です。

   さて、この導引は呼吸とからだの動きを合わせて行うことで、
   体内の気の流れを改善し、健康的に無為自然に、宇宙の気と
   一体となって天地自然の流れに添った生き方をするものです。

   単なる健康法ではなく、私たち人間も天地自然と一体になって
   無為自然に生かされてゆくことが本来の姿であり、
   そのような生き方をすれば、悩みや苦しみや病気は消えて、
   明るく楽しく人生を開くことができるという、
   タオイズムの実践哲学そのものなのです。

   この導引を早島天来が、現代人の生活にあわせて、
   解りやすく学びやすく体系化したのが、
   日本道観で指導している「気の導引術」です。

   誰でも簡単に習得することができ、
   行っていただくことができます。

   そしてはじめたその日から、体内の気の巡りが
   良くなることを体感していただけることでしょう。
   体内の気の巡りが良くなることによって、
   気持ちもよくなります。

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そういえば、昔ちょっと体験した「太極拳」グループの動きに
鶴や、亀、猿の動きを真似する、、、というのがありました。

自力整体では、自分の足裏のツボを自分の踵で踏んで刺激し、
自分の体幹筋肉を育てながら、足裏のコリをほぐします。
いずれにしても、筋肉の凝りは関節の錆び付きを呼び、
気の流れを阻害しますから、ほぐすことが重要です。

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