人生100年の習慣 NHKスペシャル取材班・著  2018/1

素晴らしい本に巡り合いました。
表題タイトルの前に「百寿者の健康の秘密がわかった」とあります。

一般に私達は「老い」に関して、
心身共に衰える、若いときの美しさを失う、色々な意味での自由を失う
などと否定的に捉えています。

が、この本の後半で、「老年的超越」という言葉が紹介され、
へぇ~、こんな境地になれるなら、100歳まで頑張らなくちゃ!
と思えるような珠玉の情報が満載でした。

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たくさんの素晴らしい(メモしておきたい)言葉がありますが、
一番心に残ったのは、
①「老年的超越」
P.165 Sweedenの社会老年学者ラーシュ・トーンスタム博士が提唱し始めた概念。
   「年をとるにつれて、目の前の”現実世界”から
    頭の中の”精神世界”に重きをおくようになる変化」のことです。

P.166に具体例が6件あげられています。
「こだわりがなくなる」「あるがままを受け入れる」「孤独を感じなくなる」
などは既に私の中でも醸成されつつありますが、
残り2つは未だだわ・・・・

長くなるので、全ては書き写せないし、読者の皆さんに直接読んで欲しいと思います。
私にとってのこの本のキモは、
P.185 (著者が取材した、魅力的なセンテナリアンたちは)
   大好きな仕事を続けたい、
   趣味をもっと極めたい、
   家族といつまでも楽しくすごしたい、
   社会の役に立ち続けたい、
   世界がどう変わっていくのか、この目で見届けたい……

   「何のために生きるのか」、希望や生きがいを持ちながら日々を重ねてきた
   その結果として100歳に到達した、という人たち。

   経済的に裕福であるかどうか、
   社会的地位が高いかどうかにかかわらず、です。 

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