人はどう死ぬのか  その3  助かる見込みとは?

p.36 仮に、あなたが高齢になって、脳梗塞か心筋梗塞の
   発作を起こしたとき、あるいは誤嚥性肺炎でも同じですが、
   そのまま自宅にいれば亡くなる可能性が大だけれど、

p.37 病院に行って治療すれば、わずかだけれど助かる見込みが
   あると言われたとき、病院に行かないという選択が
   できますか?

   (中略)それで助かればいいですが、助からない場合が、
   悲惨な延命治療になるのです。

   (中略)絶対に悲惨な延命治療を受けたくないというのであれば、
   助かる見込みがあっても病院に行かない覚悟が必要です。

   (中略)助かる見込みがあれば治療を受けたいけれど、
   悲惨な延命治療はぜったいにイヤというのは、両立しないのです。

誰でも、「管だらけにされたまま長く生き続けるのは嫌だ」と思うし、
そのように意思表示をする人は増えているようです。
が、その厳しい実態はあまり喧伝されていないようです。

著者はその悲しい現実を分かり易く説いてくれています。

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