人はどう死ぬのか  その6  死の苦しみを軽減する方法

私は「死ぬのは怖いか?」という質問には「ノー」と言えます。
父や母、そして多くの友人・知人の訃報が多くなる年齢なので、
死は「誰にでも訪れる、当たり前のイベント」と捉えられます。

でも、眠るように安らかに逝けるのか、
痛みに悶え苦しんで死ぬのかを考えると、そりゃあ
安らかに逝きたいです。だから色々勉強しているわけです。

p.99 よく、「いつ死んでもいいけれど、死ぬときに苦しむのはだけはゴメンだ」
   と言う人がいますが、私の経験上、苦しみたくないと思っている人ほど
   苦しむというのが人の死だと思います。

   なぜそうなるか。苦しみ以外にも、痛みや痒みがそうですが、
   不快な症状は拒絶すればするほど強くなります。
   受け入れる気持ちになったほうが、軽く感じられます。

   仕方がないとか、こんなものだろうと許容することができると
   症状も和らぐのです。

   死ぬときには、一定の苦しみはあるものだと、はじめから
   心づもりをしておくと、苦痛があっても受け入れられるので
   「なぜ」とか「こんなはずでは」という怒りも起きません。
   逆に意外に軽ければ、「ラッキー」と思えます

   苦しいのはイヤだと、逃げる気持ちになると、
   自分を苦痛に弱い人間にしてしまいます。
   覚悟のある人間の方が強いのです

これらを知っているだけで、随分準備できた!と思えます。

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