中島みゆきの連帯観 「倶に」

この曲はもう完全に「男女の愛」を超えて、
人類愛・世界改革への道を説いていると思います。
次のミュージカルでこういった感じの曲に挑戦したくなり、
仲間に提案したら、あろうことか

  歌詞が恐い、暗すぎる、強すぎる

あ~、イライラ。
ミュージカル仲間は殆どが団塊世代以上なのだから、
戦前の日本の「悪かった点」を反省・糾弾し、
未来の日本を良くするために行動する必要性を
感じているはずなのに!

確かに反戦フォークの時代のように
♪We shall overcome、Hand in handなどと
ダイレクトにのは表現するのは恥ずかしいことと
考える人たちは、以前より増えていると思います。

みゆきさんの詞が素晴らしいのは、そういうノンポリ層に
同じように連帯を呼びかけ、行動を促しているけれど
ダイレクトな表現ではないのです。
思いがけない鮮烈な言葉、切り裂くような強さで
心が揺さぶられるのです。

ここまでメッセージ性のある言葉を発し続けてくれる人が
同時代に活躍してくれていることに感謝!です。