デンマーク報告①


     デンマークで探る 幸齢化への道

 25日昼過ぎ、成田を発って約11時間後、デンマークのコペンハーゲンに到着。
メンバーは、団塊世代の料理教室仲間3人に次男の嫁が加わり、総勢4人です。
26日早朝の電車でゲントフテに向かい、コーディネーターの孝子さん宅へ。

 さすが北欧!という素晴らしいインテリアと、軽井沢か八ヶ岳の林の中のような
緑の溢れる景色に、しばし言葉を失うほど。午前中は早速、孝子さんのレクチャーで、
デンマークに関する基礎知識の勉強です。ガイドブックには載っていない、興味深い
情報です。

 午後はオレコレという、高齢者専用共同住宅へ。60~87歳の方々がそれぞれの素敵な
部屋で個性的な生活を楽しみ、「何かの時はお互いに助け合う」という体制だそうです。
孝子さんの通訳で4人の女性のお話を伺い、質問をし、お宅を見せていただきました。
聞きしに勝る広さと美しさで、住生活の質の高さと意識の持ち方に学ばされます。

 孝子さんのご主人カーステンさんの手料理で幸せなディナータイムの後は、ご近所の
魅力的なご夫妻のお宅訪問です。元弁護士で今は画家として活躍中のご主人は78歳。
奥さんは病院の事務室秘書を長くされていた方で68歳。お互いに再婚で、熱々の様子。
お二人でコーラスやミュージカル、旅行、それぞれの孫たちと遊んだり、本当に楽しそう。

 今日だけで5軒のお宅を見せて頂いたのですが、どの家も個性的なインテリアで、
共通しているのは1.たくさんのキャンドルが美しく輝いていて、心が和む。
2.フロアスタンドや照明器具が美しく、光の演出が素晴らしい。
3.美しくて必要なものだけが置いてある部屋の心地よさを実感できる。
あ~、我が家もなんとかしなくちゃ!

 孝子さんの4冊の著書を読み、デンマークの長い歴史の中で培われてきた教育哲学や
政治への参加意識をすぐに真似できるはずはないけれど、出来ることから始めなくては
何も進まないんだ!と実感の第一日でした。

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