チャン・ツィイーさん その2


ところでZhāng Zǐyíさんは「美しさの秘訣」について、インタビュアーには
「自立とかストレスフリー・・・・・」としか言われませんでした。
多分、以下のことは「フツーの人に言っても仕方ない」または
「相手を失望させるだけ?」という配慮かもしれません。

それは、彼女がお母さんの勧めで「8歳から舞踏を始め、厳しいレッスンに耐え、
16歳でダンス・コンテストで優勝するほどに心も体も鍛え上げた」という事実です。
バレエ式脊柱起立筋、腸腰筋、腹筋・背筋と重力に逆らわない「身のこなし」が
あってこその「美」なのだと思います。

私もこの一年ほど、オバサンバレエの末席(しかも月に2回だけ!)に居ますが、
とにかくバレエは厳しいです。何がって、ただ立つだけでも
「背中を伸ばしきり、お尻を締めまくり、余分な力を抜く!」ことを要求されます。
膝を曲げるにしろ、前進するにしろ、骨格や筋肉の自然な動きに相反する、
苦しい動きを強いられます。
(本当は違うかもしれませんが、私には限りなくそのように感じられるのです。)

だから、なのでしょうが、バレリーナの体は美しく、余分な筋肉がなくて、
必要な筋肉(例えば足の裏の筋肉!)がものすごくついているのだそうです。

「自力整体」は、格好はどうでもイイから「ア~ん、気持ちイイ!という
<痛快点>をつかむのヨ!」の世界です。これってバレエとは正反対です。
でも筋肉や関節を緩ませて、緊張を解いたあと、正しい位置に引き締める動作が
ありますから、ここはバレエに通じます。つまり、両方を理解するのが理想ですね。

「救い」は、未経験者がバレエを美しく踊るのは不可能だけれど、
「自力整体なら確実に楽しめて健康になれる」という事実です。
目出度しメデタシ!

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