このミュージカルのもう一つのハイライトは若い男女の淡いロマンス。
いえ、ロマンスまで到達しない、幼い少女の夢または憧れ・・・・・
私の脳裏にあったのはナチスのせいで若くして散ったアンネ・フランクです。
競馬ごっこと楽しい♪トマトの歌の後、お祖母ちゃんが孫を見つけます。
おばあちゃん:あ~、楽しかった・・・・・
おや? この隅っこで泣いているのは誰なのかなぁ?
<背後の隅にいた孫がトットッとマイク前に進み出る>
孫: お祖母ちゃん、私。
来年は中学生になるはずなのに、明日死ぬかもしれないんだよ。
みんなは散々人生を楽しんできたからイイのかもしれないけど、
私は未だ死にたくない!
私は恋愛も何も経験していない。
好きな人がいるのに、そのことも言い出せない・・・・・
おばあちゃん:あ~らまぁ、ビックリ! 私の孫に、好きな人がいるって?
そしてそのことを言い出せない??
そりゃ大変。明日死ぬかもしれないんだから、さっさと行動するのよ。
あなたに出来ることをね。
すぐに出来ることは、あなたの夢を彼と一緒に歌うこと。
こんな風にね。
ここで使ったのは1950年公開のディズニーアニメ「シンデレラ」から、
♪夢はひそかに。歌詞は変えずにそのまま歌いました。
祖母: 夢で幸せを、つかみなさい!美しい夢は、願いを叶えて くれるでしょう
途中から若者が入る
三人:いつか、虹色の架け橋を、夢の中で見たら、
きっと、幸せに巡り合えるでしょう