P.222 「老い」を「病」にすり替えるな!
「大往生したけりゃ医療とかかわるな」(幻冬舎)の中村仁一氏の話の紹介。
「年寄りは、どこかが悪いのが正常。どこにも悪いところがないほうが異常。
しかし昨今の年寄りは、老いを病にすり替える。
本当の病ならば、希望が持てる。回復という希望があるから。
しかし、老いは一方通行。わざわざ病院に行って病人になることはない」
P.223 (長尾)「老い」を「病」にすり替えたままで生きていると、
死に際して、自己決定ができなくなるのです。
P.224 ある程度老いたなら、元気なうちに、自分が認知症になったことを想定して、
どう死にたいのか? 延命治療は拒否するのかなど、
意思を明確にしておかないとならない。
「老い」を「病」にすり替えたまま歳を重ねると、これができなくなってしまう。