聞き慣れない言葉が増えているので、定義を抜書きします。
P.152 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住):
高齢者住まい法(2011/10改正)で定められた、バリアフリーで高齢者に配慮した
構造の住宅。基本は個室。ケアの専門家による安否確認サービスと
生活相談サービスが提供される。
施設に入所したくても健康状態が良すぎてできないという、比較的元気な
高齢者が対象なため、介護保険を使えるサービスは部分的。
入居一時金や、居住費、管理費、食費は利用者の全額負担となる。
一見、終の棲家としての理想形のような雰囲気もあるが、こちらも事業者によって
サービスの内容は様々で、認知症が進んだり、医療措置が必要になった場合は、
退去させられることもある。
小規模多機能型居宅介護:認知症になっても住み慣れた地域で暮らせるよう支援する
地域密着型サービスのひとつ。ひとつの事業所でデイサービス、ホームヘルプ、
ショートステイが利用できる。一日に利用できる定員は通所が15人以下、
泊まりが5人以下と定められており、より家庭的な環境の中で日常生活を
送れることを目指す。利用者負担は介護認定によって変わってくるが、
定額制なのも魅力。
しかし、ここを利用すると、今までお願いしていたケアマネさんと
関係がきれてる、訪問介護などのサービスを受けられなくなるという
不便さもあり、現在、この施設数は減ってきている。