ここでこの本に載っている言葉の定義を少し。
P.60 老健:要介護者を対象にした介護老人保健施設のこと。
公共がやっている(すなわち介護保険の対象となる)施設で、
在宅への復帰を前提に介護やリハビリを行う。
特養への入所待機者が利用しているケースも多い。
月額費用は7万円~20万円程度。
有料老人ホーム:特養や老健のような公共の施設ではなく、
民間企業がやっている高齢者向けの居住施設のこと。
P.152 グループホーム: 住宅地の中に設置することで、地域社会や家族との交流を
断絶させずに、利用者たちができること(料理や家事など) は自分でしながら
共同生活を行うことが前提。
⑤~9人が1ユニットで、2ユニットまで運営が許されている。
要支援2以上の人が利用できる。医療への対応や、認知症が進んだ時に
どこまで受け付けてくれるかは、事業者によって様々。
入居一時金や月額利用料も実に様々。
私の母が3年前に骨折した頃、考え付いて色々見学してまわったのが
このグループホームでした。
世田谷区内に新旧色々ありましたが、小規模な施設だけに、
<もし、経営が破綻したら?>という不安があり、
<設備上の問題点>が素人には分かり難い……
などと考えているうちに、母の状態が良くなったので、立ち消えになりました。
今現在、母が移ろうとしている場所が、上段の「老健」です。
3年前には、ここは「3ヶ月以上居られない施設」でしたが、
今は「看取りもしますから、どうぞ、いつまでも居てください」という変貌ぶり。
しかも、横浜のこの施設では要介護3なら11万円/月で24時間介護なのです。
問題は、これがいつまで続けられるのか?です。
介護保険も年金と同じく、危うい存在のようなので、心配です。