なつかしの奥沢中学

健康体操リーダーの研修で三軒茶屋に行った帰り(自転車で30分の所)、
世田谷区立奥沢中学の前を通りました。
この日は大雨だったので、長靴&ゴアテックス雨具で重装備。

たまたま、正門前に、「奥中文化祭」の立て看が。
時間は1時近く、空腹でもあったのに、、、
ツカツカと入場。3階の体育館兼講堂に直行して、
1年生~3年生まで2クラスずつ6曲の合唱を聴きました。

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三男がこの講堂で、同じ合唱大会に出場したのは17年前。
親として、気軽にPTA席に座り、楽しんでいました。

そして、我が子のクラスの「春に」という曲を聴いたとき、
あまりの素晴らしさに、
正確には、そのメロディーと編曲の妙に心奪われて、
放心状態になりました。

その直後、三男の音楽教科書からこの楽譜をゲットして、
ISAS合唱部で歌うようになり、
長男の結婚式で弾き語りをしたり、

現在も「夫婦で毎朝の発声練習用に歌う」という、
我が家にとっての<家曲>とでも言うべき存在になりました。

お気に入りのメロディーは載せられませんが、
谷川俊太郎さんの作詞も素晴らしいので、ご紹介しましょう。

  この気持ちは何だろう
  この気持ちは何だろう
  目に見えないエネルギーの流れが
  大地から足の裏を伝わって
  この気持ちは何だろう
  この気持ちは何だろう
  ぼくの腹へ胸へそしてのどへ
  声にならない叫びとなってこみ上げる
  この気持ちは何だろう

  枝の先のふくらんだ
  新芽が心をつつく
  喜びだしかし悲しみでもある
  苛立ちだしかも安らぎがある
  憧れだそして怒りが隠れている
  心のダムに堰き止められ
  よどみ渦巻きせめぎ合い
  今あふれようとする

  この気持ちは何だろう
  この気持ちは何だろう
  あの空のあの青に手をひたしたい
  まだ会ったことのないすべての人と
  会ってみたい話してみたい
  明日(アシタ)と 明後日が一度に来るといい
  ぼくはもどかしい

  地平線のかなたへと歩き続けたい
  そのくせじっとしていたい
  この草の上でじっとしていたい
  声にならない叫びとなってこみ上げる
  この気持ちは何だろう

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