著者はバレリーナです。
その立場からの逆説的な説明で、頷けることが多々ありました。
例えば、
p.29 美しい姿勢を目指してこんな努力をしていませんか?
肩を開き、胸を張る
肩甲骨を引き寄せる
お尻をギュッと引き締めてたつ
脚がまっすぐになるように膝に力を入れる
両脚が閉じるように内ももを鍛える
実はこういう努力をすることが理想的な体になるどころか、
かえってガチガチの体を自ら作り出す原因になっています。
え~~~ん、私、まさに上記の努力をしてきました。
でも、著者が言うには、
p.30 きれいな姿勢になれるように、「意識して」「力を入れる」
この時点で、既にからだは無理をしています。
つまり「頑張らないとその姿勢になれない体の状態」なわけです。
p.31 一見姿勢が良さそうに見えても、腰痛や肩こり、むくみなど
不調に悩んでいる方も多いでしょう
著者は4つのタイプに分けて分析していますが、私に当てはまるのは
p.54 「隠れ」鎧タイプ
一見体が動くように見えるので、本当は内側から動けていない
ことに自分では気が付いていないタイプです。例えばヨガ、
ピラティス、ダンス、スポーツなどで体を動かす頻度が高い方や、
インストラクターなど美容のプロにも多く見られます。
実は、からだの内側が硬まって動かなくても、訓練することで、
本来動くべき部分とは別の箇所で「代替」させて動かしているのです。
例えばヨガのポーズをする時、関節や体の内側から動けなくても
力技で見た目は同じポーズを「つくる」ことができるのです。
このタイプの人は怪我もしやすいです。一見、体が柔らかくて
動けるけれど、病気や怪我に悩まされている人が多いのです。
体を緩めて整え、余計な力を抜くことから始めましょう
73歳にしては驚異の<柔軟性&体力>を誇ってきた私ですが、
年が明けて、急にそこここに痛みが出て、慌てていたところです。
なぁるほどね~、と思いつつ、バレエの難しさを噛みしめています。
ところが、じゃあ実際にどうすればイイの?というと、
結構易しい動きで、バレエ整体や自力整体の動きに似ていたり・・・・・
ちょっと拍子抜けでした。
具体的には、
p.74~ ①基本のお尻歩き(骨盤を前後左右に動かす)
p.78 ②肩関節クルリ(手首の逆手捻り)
p.82 ③肩甲骨グルグル
p.86 ④お尻グリグり(テニスボールで中殿筋ほぐし)
p.88 ⑤じんわり足首のばし