「K」続き & パレルモ観光 12

健康問題研究家の視点からすると、
癌治療に関する記述には溜息が出ます。
例えばP.204 

「今になって思うと、抗癌剤治療はしないですませた方がよかった。
 抗癌剤は固形癌には利かない、という慶応大学の近藤誠先生の本を
 あとで読んだりすると、実にリアルでなっとくがいき、
 つくづくかわいそうなことをした、と思う。

 医師だって本当はそう思っていたにちがいない。
 しかし家族に対して、ないかをしてみせなければならなかったのだ。」

私の仲間たち(健康関連ネットワーク)の間では、
近藤誠医師、鎌田實医師、中村仁一医師などの見解・情報は
とっくに常識なのに、「あとで知った」なんて、本当に残念!

私たちは、
1.癌になったら生活や考え方を反省し、改める。
2.体を粗末にしたことを、体に詫び、手当てをする。
   (枇杷葉療法・こんにゃく湿布や楽健法などで)

3.病院で検査は受けるが、メスは入れない。
  抗癌剤も拒否する。

ま、癌になる前に、
1.添加物入りの「工業製品的食品」は摂らない。
2.自然に添った生活を行う。
3.身体の手入れを怠らない。

という生活を心がけているから、殆ど心配はしていないのです。
もし、なってしまっても、やるべきことが決まっているから
右往左往しないで済みます。

残念なのは、こういった情報(民間療法やWholistic Medicine)が
西洋医学から蔑視され、意図的に排除され、
結果的に命が粗末にされていることです。

P.220 こちらは人間性の話。

「Kは、自分のためには、いろいろな要求をしたが、
 他者のためにつくすことは、性に合っていることではなかった。

 他人のことは、ほめることよりけなすことがならいだった。」

そうか! そういう人が居るんだ!!
私の夫も私の言動を「けなす」ことの方が多い。

ちょい待ち! そういう私も、そういう人なのかも。夫に対しては…
夫も、そう思っている節があるし……

日本では、配偶者以外の人には何でも優しく説明し、温厚な人なのに、
配偶者には同じ態度がとれない人が多いようです。
ここに日本人の悪い癖(=恥ずかしがり)を見てとれます。

私は絶対に「恥ずかしがり」ではないけれど、
「目には目を」的な態度だったような気がします。
食い違った歯車は何処かで軌道修正するのが、良いのかも。

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