「食のリテラシー」 魚柄仁之助・著 2017/4

いつも辛口で、私好みの情報(?)を発信してくれる魚柄仁之助氏。
実家が<北九州市の料理屋>で、現在のタイトルは<食文化研究家>だそうです。

私にとって目新しい情報のみメモします。

P.70 玄米の定義

   「籾殻のみを取り除き、米粒には胚芽と糠が残っている米」

   この「胚芽と糠が全量米粒に残っている状態の米」が作れるようになったのは、
   1916年に「衝撃式籾剝き機」が発明されたり、
   1923年にゴムロール型の脱穀機が発明されて以降のことだそうです。

つまり、「昔の人は玄米を食べていたから、健康だったんだ」という言葉は、
<いつ頃の昔?><本当の玄米?>
それとも、<元禄時代に中国から土臼が輸入された後の、5~7分くらい搗いた米?>

なぁるほど、ねぇ~。
確かに、圧力鍋が無い時代に、よくまぁね~・・・・と思っていたのですが、
実際は分搗き米だったようです。

だから玄米より分搗き米が良いとか、白米でも同じとか、
「色々な人が色々言っているのは、基本的情報が違っているのじゃよ~」ということ。

因みに最近の私は<ゆるゆる糖質制限>ですから、
玄米は<身体のお掃除モード>のための非常食です。
普段はキヌア、押し麦、キビなどを大きめの製氷皿で凍らせ、
スープの具にしたり、サラダのトッピングにしています。

玄米を食べるときは、殆ど単品扱いで <よ~~~く噛む>
まさにマイインドフルネス玄米! 月に1~2回かなぁ?

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