「老けない人は やめている」 ②

P.28 『果物に含まれる「果糖」の摂り過ぎが、膵臓へ悪影響を及ぼす』と報道されている

   Steve Jobsが56才という若さで膵臓ガンでなくなったショッキングなニュース…
  
   彼は厳格な菜食主義者(ヴィーガン)で、長年一日の食事の殆どを

   果物やナッツなどの種実類しか食べないフルータリアンと呼ばれる果実主食主義者

P.29 ハワイ大学ガン研究所は、「特に太り過ぎ、肥満の人々にこの影響は大きく、

   果糖の摂取が多い人は、膵臓ガンの発症リスクが46%増加する」と発表している。

   果糖も糖質には変わりありませんから、成長ホルモンを止めないためにも、

   少なくとも夜だけは果物を口にしないようにしましょう。

この項、私は全面的に賛成はできません。
小腹が空いたら、果物かナッツ。これが、私の経験上、一番快適な食べ方です。

Jobs氏に関しては、日々の食事そのものが<たんぱく質不足>だったと思います。

誰でも、肥満状態改善のために、糖質制限をして、身体が軽くなり、
気分的にもクリアになり、ハイになっていくのは楽しいことです。
お洒落も楽しめるし、細かった頃の洋服が着られたりして、良いことづくめ……

という点に落とし穴があるのかもしれません。
体は常に変化し続けるので、極端な方法で、同じ食べ方を続けていくのは、
危険なのかも。

私が習った穀菜食(自然料理)の教室では
たんぱく質不足にならないよう、グルテン・ミートや豆製品が多く使われていました。
出しは昆布に煮干しやかつお節を使い、出し殻も工夫して食べきるのです。

ただし、グルテン・ミートの食感は最悪です。
なまじ、見た目が肉そっくりなので、噛んだときのぐにゃ~とした感触が嫌でした。
子どもたちからも総スカンで、「二度と使わないで!」と懇願されてしまいました。

でも、「菜食でも、たんぱく質はちゃんと摂る」という基本を習ったことは良かったし、
「後は、貴女の応用力と努力よ」と教えられたことも良かったと思います。

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