以下、松村氏の「骨ストレッチ」理論の解説です。
P.214 親指と小指をつなぐと刺激が伝わる
親指を握って腕をまわすとすごくまわりにくくなるし、
うまく歩くこともできなくなる。これは
親指が動きを止めるブレーキの役割を持っているからだと思う。
一方、小指を握ると逆に力が入る。
(中略)こちらはアクセルだと言えるはず。
(中略)親指と小指をつなげると車のニュートラルポジション
みたいに力が中和され、末端の刺激が体幹部に伝わりやすくなると思う。
結果として身体がほぐれ、可動域がアップする。
(気がめぐりやすくなるという人もあり)
この動きをバレエのTAEKO先生も取り入れられているので、
私も元気体操のときに紹介しています。確かに、可動域は広がると思います。
P.247 骨身にまかせるという、今までと180度違う力の出し方を身につけることで、
體の一番中心にある骨組みを連動させ、インナーマッスルを活性化させる、
人間が持っている本当の力を導き出す「コツ(骨)」を体得できたのです。
それまでの私は、手足の筋肉を目一杯使って力を出そうとしていましたが、
鎖骨や肩甲骨、肋骨、骨盤、背骨などのすべての骨を連動させて動力を
作るほうがラクであり、疲れ方が全然違うことに驚かされます。