とても分かり易い説明なので、そのまま書き写します。
P.44 人は生まれたとき、体重の約8割が水分です。
それが成人したときには約6割に減少しています。
そして高齢者になると半分以下となっていきます。
終末期を迎え平穏死される時には、
(これは在宅医としての私の実感ですが)
4割といったところでしょうか。
しかし終末期以降も過剰な延命治療を続ければ、
それは無理に肥料や水をやりすぎて根腐れをした木と同じようなもの。
最後まで1日あたり2Lもの輸液を行うと、心臓や肺に過剰な負担がかかり、
心不全と肺気腫でもがき苦しむことになるのです。
つまりベッドの上で溺れているのと同じ状態です。
この後、生々しい<一般的な病院の処置>が紹介されています。
内実を知って、終末期を病院で過ごすかどうかを決めたいものです。