この本の原型は『「平穏死」10の条件』(2012/7)だそうです。
ベストセラーになったそうですが、私は不勉強で知りませんでした。
誰もが「生を全うして、安らかに死にたい」と願う時代ですが、
色々な理由で、それが叶わない時代のようです。
そういった不本意な死に方をしないために、
このような本を読んでおくことは、とても大切だと思いました。
まずは言葉の定義から。
P.35 日本では法律がない
「尊厳死」
不治かつ末期の状態において、本人が望んだ場合、
不要な延命治療をせずに、自然な最期を迎えること。
日本では違法(犯罪)
「安楽死」
人生の最終章に近づいた時に、本人が望んだ場合、
医師が処方した薬物によって、意図的に死期を早めること
P.36 日本語の尊厳死=自然死=平穏死
日本語の尊厳死=欧米では当たり前のことなので該当する言葉はない
日本語の安楽死=英語の「尊厳ある」死
欧米の安楽死=日本では、殺人罪
リビングウイル=尊厳死(平穏死)を希望する文書