以下は6章からなる、この本の目次です。
1.終末期医療の現場から
2.硬直化する終末期医療
3.安らかな死を妨げるさまざまな要因
4.「穏やかに死を迎える医療」が望まれている
5.欧米に寝たきり老人はいない
6.納得のいく死を迎えるために
最後に座談会で
「安らかな死を妨げるものは何か」が討論されます。
以下、母の痛み緩和問題から離れることになりますが、
気になる文章をメモしていきます。
P.50 医療は不確実なものです。
(中略)日本は一人の患者を回復させるために
99人の植物状態の患者をつくっています。
反対に欧米は99人の植物状態の患者をつくらないために
一人の患者を回復させていない(死なせている)のかもしれません。