タイトルの記事は P.248に載っています。
「果物は朝!」というのが常識?の世の中で、この言葉はショックです。
その理由は、
P.123 「腸内細菌」を飢えさせると、脂肪が燃える
ヒトの体は、脂肪の燃焼と貯蔵をコントロールするよう精緻に調整された
P.124 システムである。肝臓が、絶食誘導脂肪因子(FIAF)というタンパク質を生成する。
FIAFの役割は、体に脂肪を貯蔵させるリポ蛋白リパーゼという酵素を阻害すること。
肝臓は必要に応じて適量のFIAFを生成し、
FIAF濃度が高いときに余分な体脂肪が燃やされる。
問題は、腸内細菌もFIAFを作っていて、自らの目的のために操ることだ。
腸内細菌はあいにく高脂肪・高糖質食を摂っているときにFIAFを抑制し、
脂肪を燃やすよりむしろ蓄えるように働くと考えられている。
(中略)腸内細菌はでんぷんや糖質に「飢えた」とき、空腹になる。
空腹になった細菌はFIAFを生成し、体脂肪を燃やしてくれるのだ。
しかし糖質やでんぷんが供給されるとFIAFの生成がストップし、
脂肪が蓄えられていく。
うぅ~む。難しい言葉の羅列ですが、要は
FIAFは「良い子」なので大事にしたい。
腸内細菌はFIAFを作る能力があるが、
P.136 糖やでんぷんが与えられたら、FIAFの生成がストップして、
脂肪を燃やすどころか体に蓄えさせるのだ・・・
もしも朝食からパンやご飯、シリアルなどの炭水化物を摂ることは、
一日中悪玉菌に餌を与えつづけることと同じだそうな。
だから、「糖質や果物は夕食のみ」がお薦めなのだそうです。
でも、我が家では、50年近く、朝に果物とヨーグルトを食べているので、
この習慣は変えたくないし、変える必要を感じません。
理論としては、面白いので、いつか試してみるかもしれませんが。