「幸福論」 アラン・作

今まで、書店でも図書館でも一度も出会わなかったタイプの本です。
では、何故?

先日来、取り上げていた鎌田實・医師の著書に出てきたからです。

ん??
と、思ったら、すぐ図書館の検索。
予約した翌々日やってきた本は2冊。
一冊は分厚~~い600ページ近い翻訳物。

もう一冊は<まんがで読破>という副題付き文庫本。

もちろん後者の方を先にタタタっと読んだら、結構面白かったので、
少し時間ができたら前者を読もうと思っています。

とりあえず気に入った言葉を2~3メモします。

最終頁  もし個人の幸福に満足できなくなったときは

   惜しまずに 他人に幸福を分け与えることが いちばんなんだ

   なぜなら幸福は、求める者にもたらされるものであり、

   豊な人生を送るためには

   人は

   幸福でなければならないからだ!

同感です。
以下は、私の疑問です。

仏陀は<幸福な環境>から出ていって、<幸福な悟り>に行き着いたの?

キリストも個人の幸福に満足できなかった人だと思いますが
自ら選んだ道はイバラの人生。

それでも感謝して最期を迎えられるのは、
<幸福の尺度>の定義が人によって違うから??

分厚い方の本の裏表紙に

  もう深刻ぶるのはやめて のんきにやろう 

と、書いてあり、鎌田医師も、「それで良さそう」と言っています。
でも、
<のんきに構えながら><ちゃんと仕事を進める>のは結構たいへん…… 

私はミュージカルをやれることに「幸福」を感じていますが、
それが世界の現状改革や<格差の解消>に繋がっていくのか、
不安・疑問だらけです。

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