「その歩き方は いけません」 4 痛みと歩き方

庭にトランポリンがある家

P.112 痛みと歩き方

ここには重要な考え方が示されているので、以下、丸写しにします。

   (例えば)足首が痛いと言っても、足首の内側なのか外側なのか、
   前側なのk後ろ側なのか。骨なのか靭帯なのか、
   どこに痛みを感じているのかによって対処が変わるからです。

   ですから「足首が痛いなら、このように歩いた方が良い」とは
   一概に言えません。ただ、「足首が痛い」という人の多くは、
   「足首を伸ばせない」という傾向があるように思います。

   かかとや拇指球から地面に着地する歩き方を続けていると、
   足指が浮いてしまいます。足指が浮いたままの状態で運動を繰り返すと、
   足のアーチが崩れることで、足首がダメージを受けやすくなり、
   足首周辺に炎症が起きてしまうから伸ばせないのです。

P.113 このように足のアーチが崩れている方は、「膝も痛い」と言うでしょう。
   アーチが崩れている方の中には、腓骨の位置やくるぶし、アキレス腱が
   正常な位置とは違う所に動いてしまっている状態を多く見かけます。

   内果と外果が変位してしまっているのです。
   脛骨が後方へ、腓骨が前方に変位してしまい、膝が内側に傾き、
   膝関節の位置にズレが生じて膝の痛みとなるわけです。

   ただし、全ての膝痛を同列には語れません。
   箇所によっても違いますし、打撲で痛めたのか、捻ってしまったのか、
   様々な原因が考えられます。

私は登山の下りで膝が痛み始めたとき、
まずは整形外科に行って<骨の異常がないか検査してもらい>
「骨は意外に傷んでいないから、きっと使い過ぎですね。
  登山は暫く休んだ方が良いですよ。」というアドバイスのみ。

暫く休んで、久しぶりに山に行くと、元の木阿弥なので、
整体治療院などに行くと、
「わぁ、骨盤が歪んでますね。まずは、これを治して、
  カラダの歪みがとれれば、痛みはとれますよ。」というアドバイス。
歪みを取る治療(施術)は一回7000位~9000円でした。

最終的には、これらの「他人にやってもらう整体」では治らず、
自力整体に出逢ってから、自分で治せたのですが、
この本の著者・夏嶋氏のような方に出逢っていたら、
どうなっていたのかなぁ?と、感慨深く思います。

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